AGA治療のデメリット 経済的な負担

男性型脱毛症(AGA)は男性ホルモンのテストステロンが発病に関与している男性にのみ起こる薄毛、脱毛症です。テストステロンの分泌量は思春期以降に急激に増加するため、発病も思春期以降のタイミングの方がほとんどです。このAGA治療には、プロペシア(フィナステリド)やアボルブ(デュタステリド)が使用されます。両者とも5αリダクターゼという酵素を阻害する薬です。

5αリダクターゼはテストステロンが毛根組織内で活性型のジヒドロテストステロンに変わる際に必要な酵素です。つまりこの5αリダクターゼを阻害することで毛根にはテストステロンは作用しなくなり、AGA治療に有益な効果を与えるのです。この治療は病院での診察、処方が必要となりますが、その費用は保険適用がないので全額自己負担となります。AGA治療にいくらほどの負担がかかるかというと、1か月当たり1万円程度必要です。

ただ、プロペシアには2015年春よりジェネリック医薬品が発売されているため、ジェネリックを選択すれば多少安くはなります。それでも経済的な負担は大きいです。市販薬で有名な育毛剤のリアップX5は1か月あたり7000円程度で購入できますのでそちらの方が安いですし、診察の手間はかかりません。ただ、AGAに対する治療効果はプロペシアやアボルブの方が高いです。

薄毛の方でも3年使用すれば8割の方は効果が得られます。どうしても薄毛、脱毛を改善したい方はぜひ検討してみてください。

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